文京区本駒込にHさんの自宅と賃貸住戸5戸が入る共同住宅が4月に完成しました。
Hさんから「両親と三人で住む自宅とアパートを建て替えて地域の福祉拠点になるような住宅を」と相談を受けたのが5年前。福祉拠点の内容は少し変わりましたが、「昔路地や縁側で遊んだように使ってもらえる地域の居場所をつくりたい」という思いが形になり、ようやく実を結びました。
完成が新型コロナ感染拡大時期にあたり、施工者に労いができなかったり、「ほんのりテラス」と名付けた自宅での地域交流が本格稼働できずに残念に思っていました。
9月になり「区社協の協力で介護予防の健康教室に使ってもらうことになった」と連絡をもらいました。キッチンに備え付けた大き目のオーブンを使ってのパン教室も友人たちとまずは開始とのこと。
ご両親を見送り、介護職を退職。道路所有者や金融機関とのやり取りなど、迷うことはたくさんあったでしょう。それを乗り越えてきたHさん。これからも楽しくしなやかに! (高)